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「そんなことないですよ。あたし、毎日はクラスに行かないし、彼に教科教えてるわけでもないし…。」
「でも、先生といるときのあいつ、いい顔してない?」
そんな話をしているとき、彼が職員室にやってきました。
「優美先生、いいですか?」
「う、うん!」
「ほら…噂をすればなんとやら、だ(笑)。」

先輩は笑っています。

「も〜、やめてください(苦笑)。」
「東山君、どうした?」
「はい、えっと、受験前でいろいろ不安になってきてて…。先生、英語の補習とかしてもらえません?」
「うん、いいよ。じゃ、放課後にカウンセリング室でもいいかな。」
「お願いします。」

そんな成り行きで、受験前までマンツーマンで補習をすることになりました。
英語が苦手とはいうものの、元々学習能力が高いのか彼はみるみるうちに力を付けていきました。

「すごいじゃない。この間までより10点以上も平均点が上がってる。」


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