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身体を起こし、後ろを振り返ると…大きな石につまづいた様です。
自分のいたらなさにイライラしつつ起き上がろうとした時

「大丈夫ですか?!」

男性が声をかけてきました。私が身を固くすると

 「奥さん、私です。向かいの柴田です。」

暗がりの中、目を凝らすと向かいの家の旦那さんでした。主人の上司でもあります。

 「やだ…私ったら…お見苦しい所を…」

(親切に声をかけて下さったのに…。)
自分の勘違いが恥ずかしく、私は顔を赤くしてうつむきました。

 「いえいえ…」

柴田さんは笑いながら、私に手を差し出し、立ち上がるのを助けてくれようとしました。
その手を取り立ち上がろうとした時。

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