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おっとりした口調のミユキさんにサキちゃんが冷静に突っ込みます。二人はメイドの同人サークルの創立メンバーでした。即売会で知り合ったユウが三人目のメンバーとしてあとから加わったのでした。
ミユキさんは、軽いウェーブの長い髪。色白で縁なしの丸い眼鏡の似合う、やわらかな印象のお姉さんタイプです。
サキちゃんはユウより小柄で小学生のようです。整った顔と大きな目は少しキツい感じですが長い髪を両脇にまとめ、幼く見えます。

「ミユキさん、ここ、何部屋あるんですかぁ？」
「えぇと…5部屋ですね。ユウちゃんもご主人様も、お部屋、用意しますから。」

ユウに会うために即売会へ訪れた僕は、成り行きで打ち上げに招かれました。

「本当に、御迷惑じゃなかったんですか？」

楽しそうな三人に僕だけ場違いのような気がしてきました。

「迷惑だなんて、そんな。あれだけ店番して頂きましたし。それに無駄にお部屋、たくさんありますから、こういうときに使わないと。」

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