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15分ほどして、車が止まりました。
"では、例の件、頼んだぞ、雪村。
ここでいい。
お前は会社に戻れ。"
"はい。かしこまりました。
雪村がドアを開け、二人は車を降りました。

"ここだ。"
"うそ…。"
着いた先は、みゆが今まで見たこともないような古い大きな建物でした。
閑静な、高級そうな住宅街の中でも、一際目立つ重厚なお屋敷です。
"行くぞ。"
崇志は口をあんぐりと開け、呆然と建物を見上げるみゆの腕を掴み、
敷地の方へ入っていきます。
"え…?ちょっと、ここ…。"

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