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「…マユ!…おいっ!大丈夫か?」
「…ん…ぅん…ん…どうしたの?」
彼氏の声で意識が戻りました。目を開けると彼氏と民宿のおばちゃんが心配そうにマユ
の顔をのぞきこんでいます。
「んー気ぃがついたかねぇ。おにいちゃん、やっぱり、このおじょうちゃん、ちょっと
眠っちゃっただけだぁね。熱もさがってるみてぇだし、心配いらねって。」
民宿のおばちゃんが陽気な声で言って彼氏の背中を叩きます。
「ほぉら、お嬢ちゃんはお風呂はいったほうがいいで。な。露天の温泉わいてるから。
ここらの温泉はいいお湯だからの。ほっほっほ」
おばちゃんは豪快に笑いながら、部屋を出て行きました。
「マユ…おまえ全然覚えてない?今どんな格好してるかも…」
「…え…あ?…なんで?なにこれ!?」
彼氏に言われて見ると、着ていたはずの浴衣ではなく、見慣れないだぶだぶのスゥエッ
トみたいな上下をきせられています。とまっているマユに彼氏が耳元でささやきました。
「おぼえてないの?マユほら、俺たち熱出して寝てて、二人でエッチしちゃったろ?」
「…うん、おもいだした…」
「エッチのあと、マユは気を失っちゃって、…その…おしっこもらしちゃったんだ」
「…うん、おしっこ…って…えっ!?ええええ!!!!???」
「ばか、静かにしろよ。マユの具合が悪くなったと思って、バタバタしてたら、民宿の
おばちゃんが来て、マユをこうして…」
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