[saki01]
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さきは高校一年の女の子です。
放課後、担任の石田先生に授業の資料を作る手伝いに呼び出され
ました。石田先生はやさしい先生で、現国の授業も楽しくさきは
大好きです。
資料作りはすぐに終わってしまい、先生が紅茶をいれてくれました。
紅茶を飲むと急に眠くなりました。
「いいんだよ…さき、ゆっくりおやすみ…」
圧倒的な眠気に、さきの意識は薄れていきます。
「ゆっくりおやすみ…目が覚めたら、たのしいことがまってるよ…」
そんな先生の言葉をきいたきがしました。
◇◆◇
なんだかとても嫌な夢を見て目が覚めました。まっくらで口に
なにかを押し込まれているとおもったのですが、目隠しをされて
いるようです。目隠しをはずそうとして手足が縛られていることに
気がつきました。
「お目覚めかな？さき？」
先生の声が聞こえます。
（せんせい！たすけて！）
叫んだつもりの言葉は「うーうー」という声にしかなりません。
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