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[日替わり(?)短編-今夜のオカズ-第41夜]
[おさななじみ-1/2]

ずっと東京の大学に行っているイトコの和史兄ちゃんが春休みで何年かぶりに帰ってきました。
「優菜、ひさしぶり。」
「わっ!和史兄ちゃん!どうしたの?」
「御本家に挨拶に行けって、親がうるさくてさ…おじさん、おばさんいる?」
「そうなんだ…今、街まで買い物に出ちゃってるよ。帰るの夕方になっちゃうかな。」
「あらら、タイミング悪いな…」
「せっかくだし、お茶でものんできなよ」
和史兄ちゃんは少し背が伸びたようです。懐かしい優しい笑顔に、優菜はコートの袖をつかんで引き止めました。
□■□
「変わってないなーこの家も…2年…3年ぶりかな?」
コタツに入った和史兄ちゃんは古い作りのままの部屋を見回して言います。
「3年だよ。優菜が中学に上がる時だから。優菜、もう4月から高校生だよ。」
「そっかー。確かに、成長してる…」
「もぉ!どこ見てるのよ!エッチ!」
お茶を入れてきた優菜を和史兄ちゃんはエッチな視線で見ます。
「なあ、優菜、覚えてる?小学校の頃、そこの階段上がって天井裏の物置で遊んだこと?」
「と…突然なによ…。そんなの…覚えてないもんっ!」
優菜は和史兄ちゃんの言葉にちょっと乱暴にお茶を置きます。コタツに入って知らん顔を装いますが、顔が赤くなってくるのがわかります。
和史兄ちゃんは優菜の耳元に近づいてささやくように言いました。
「覚えてるって顔にかいてあるぞ、優菜…またやってみようか?…お医者さんごっこ」
優菜は高まって来る胸の鼓動にせかされるようにうなずいていました。
□■□
普段使わない階段箪笥を上り、天井のたてつけの悪い引き戸をあけると、天井裏の物置です。小学生の頃のドキドキを思い出して、優菜はもうエッチな気分になっています。
「ここも変わってないな…ホコリだらけかと思ったけど、割ときれいじゃない」
「うん…年末に大掃除したから…」
天井裏の物置は、屋根の柱が斜めに降りて、中腰で歩くのがやっとの狭い場所です。小さな窓から外の光が入って、思っていたよりも明るく見えます。使わなくなった家具や何が入っているのかわからないダンボール箱などがごちゃごちゃと積まれています。
「患者さんはここに横になってください」
和史兄ちゃんは布団袋から古い派手な花模様の布団出して敷くと,優菜を手招きします。
「お兄ちゃん…本当に…するの?」
「お兄ちゃんじゃなくて先生でしょ?お医者さんに来たんだから診察するのは当たり前だよ」
「…はい…せんせい…」
優菜は昔のように、先生の前で横になりました。昔と同じ古いぬいぐるみの熊が看護婦さん役です。
「痛いところはないですかぁ?」
和史兄ちゃんは芝居がかった口調で服の上から優菜の胸のあたりを指先でなぞっていきます。
「…んっ…ぁぁ…」
和史兄ちゃんの指が優菜の乳首のあたりをなぞったとき、思わず声が出てしまいました。
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